全国のチンアナゴ水槽をめぐる小さな旅へようこそ。近年では多くの水族館で出会えるようになったチンアナゴだが、その展示方法や雰囲気は水族館ごとに大きく異なる。ここでは地域別に、その魅力をじっくり紹介していく。
愛知県
碧南海浜水族館


開館から43年を迎えた、地域密着型の水族館。運営母体が教育委員会という少々珍しい水族館であり、水族館は生物を展示する博物館だということを思い出させてくれる施設。
ちんあなごの水槽は水族館エリアに入ってすぐ、大水槽前に位置する。展示されているちんあなごの種類はチンアナゴとニシキアナゴの2種。
混泳の魚は入れ替わりが多く、シマウビヘビやハナヒゲウツボといった比較的大きなにょろにょろ仲間が同居していることもあれば、生まれたばかりの小さなカクレクマノミが泳いでいることもある。一期一会の組み合わせを楽しもう。
ちんあなごグッズは缶バッジやステッカーなどのオリジナルグッズが多数。価格も非常に良心的だ。季節やイベントに合わせてラインナップが変わることも多く、訪れるたびに覗きたくなる。定番グッズはなぜか他の水族館より安価なことが多く、思わず手が伸びてしまう。
夏季にはちんあなごのスプリンクラーが設置されたり、館内の案内にも度々ちんあなごが登場したりと、ちんあなご愛に溢れた水族館だ。
訪問日 2026/1/31
風来坊 吹上店


名古屋のイベント会場としておなじみの吹上ホールの近くにある、手羽先で有名な老舗チェーン・風来坊の一店。チェーン店ながら店舗ごとに独自色があり、吹上店にはなんとちんあなご水槽が設置されている。
ちんあなご水槽は入口でお客さんを出迎えており、カウンター席に座るとその様子を間近で楽しめる。飼育されているちんあなごの種類はチンアナゴ1種のみだが、遊泳魚などとの混泳がない分、ゆらゆらと揺れる姿をじっくり眺められる。
この水槽が置かれるようになった経緯は、水族館でちんあなごを気に入った娘さんに「飼いたい」とねだられ、試しにショップを覗いてみたら本当に売っていた──という微笑ましいエピソードがきっかけだという。
最初はねだられて飼い始めたちんあなごだったが、子どもたちに大人気で、今ではお店の看板魚になっている。
飼育歴は驚きの10年超で、RedSeaのしっかりした水槽セットを使用し、砂の深さも十分に確保されているため、安定した環境が保たれているとみられる。
風来坊はにぎやかな居酒屋でありながらファミリー層にも人気のお店。名古屋名物の手羽先唐揚をはじめとした料理を楽しみながら、ちんあなごを眺められるのが魅力。吹上ホールでのイベント後に立ち寄るのにもぴったりである。
訪問日 2026/4/12
風来坊 吹上店 公式サイト
