全国のチンアナゴ水槽をめぐる小さな旅へようこそ。近年では多くの水族館で出会えるようになったチンアナゴだが、その展示方法や雰囲気は水族館ごとに大きく異なる。ここでは地域別に、その魅力をじっくり紹介していく。
熊本県
海中水族館シードーナツ


熊本県上天草市にある、西日本で唯一の”海に浮かぶ水族館“。足元に広がる天草の海を眺めながらデッキを通って水族館に入るという特別なロケーションが魅力である。
館内は「旅する水族館」をテーマに、天草の海から世界の水辺まで旅するように展示が構成されており、大きな水族館ではないものの、イベントや体験をはじめ随所に「楽しんでもらいたい」という気遣いが感じられる、ホスピタリティあふれる水族館だ。
ちんあなごの水槽はチンアナゴとニシキアナゴの2種を展示するシンプルなレイアウト。混泳魚はおらず、ちんあなごだけにに向き合える落ち着いた水槽だ。
館内の展示解説は方言や食文化なども交えた凝ったものが多い一方で、ちんあなごのコーナーは急に”人気の魚たち”とざっくりした紹介になるユルさもシードーナツらしい。
2022年にはチンアナゴをモチーフにしたジャングルジムを備えた遊具広場が新設され、水族館を出た後もちんあなごと遊べる空間が誕生した。水槽で本物を観察してから、外でちんあなごになりきる──そんな楽しみ方ができるのもシードーナツならではだ。
訪問日 2020/12/16
大分県
大分マリーンパレス水族館「うみたまご」


別府と大分のほぼ中間に位置する、大分県を代表する水族館。1964年開館の歴史ある水族館ながら、アートを取り入れた大規模リニューアルが行われており、額縁のような水槽や点在するアート作品など、独自の世界観が魅力。
魚類展示もさることながら、海獣の飼育・展示は全国でも有数の規模を誇る。
ちんあなごの水槽は1Fのワンダーゾーンにあり、展示されているちんあなごの種類はチンアナゴとニシキアナゴの2種。
ちんあなごをメインに展示する水槽としては、すみだ水族館に次ぐ規模の大きな水槽で、砂地に並んでゆれる姿をじっくり観察できる。
ちんあなごのかりんとうや手描きのグラスなど、ちんあなごのオリジナルグッズもある他、定番グッズも充実しており、お土産選びも楽しい。
大人気のイルカやセイウチのパフォーマンスをはじめ、今では珍しい魚のショーなどプログラムも豊富で、隣接する高崎山自然動物園も合わせて訪れれば1日たっぷり楽しめる施設だ。
訪問日 2021/10/25
