チンアナゴはどっち?

チンアナゴはどっち?

水族館の人気者「チンアナゴ」。でも、ずっとチンアナゴだと思っていたあの生きものは、もしかしたらチンアナゴではないかもしれません…。では問題です。Aのてんてん模様、Bのしましま模様、チンアナゴはどちらでしょうか?

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正解発表

それでは正解の発表です。正解は…白黒のてんてん模様のA がチンアナゴでした!オレンジのしましま模様のB はニシキアナゴという名前のチンアナゴとは別の生きものなんです。

色違いのチンアナゴと思われることも多いチンアナゴとニシキアナゴですが、どのくらい違うのか動物で例えると、ゴリラとチンパンジーくらい違います。似てるといえば似てるけどやっぱり違う、そんな所でしょうか。

砂の中から頭を出した姿をはじめ、その生態もほとんど同じなので水族館ではよく同じ水槽で展示されますが、見比べてみるとちゃんと違う所もあります。まず顔に注目してみると、チンアナゴの顔は丸っこいのに対してニシキアナゴはとがった形の顔をしています。顔の形以外にも、それぞれケンカの仕方も違うので、ぜひ覚えて水族館へ行った際には見比べてみてくださいね。

チンアナゴの顔
ニシキアナゴの顔

余談

ここまでチンアナゴとニシキアナゴの違いを語ってきましたが、そもそも「全部チンアナゴだと思っていた」という方もいるかもしれません。その答え、ある意味では正解なんです。

というのも、チンアナゴとニシキアナゴはどちらも「ウナギ目 アナゴ科 チンアナゴ亜科」というグループに属する生物で、チンアナゴの仲間である事に違いはないのです。これはカクレクマノミなどクマノミの仲間をクマノミと呼ぶようなものであり、実のところそんなにおかしな事ではないのかもしれません。