水族館の人気者「チンアナゴ」。イラストではさまざまな模様で描かれるチンアナゴですが、チンアナゴの斑点には法則がある事をご存じですか?
今回は、チンアナゴの特徴ともいえる体の斑点について解説します。
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大きな斑点は数と場所が決まっている
チンアナゴの体は白黒のてんてん模様をしていますが、その中でも大きな斑点はどのチンアナゴも必ず5つ、決まった場所にあります。よく伸びたチンアナゴの写真を例に観察してみましょう。(後ろのチンアナゴたちも同じ位置に斑点があるのがわかりますね)
頭から見て1番目の斑点は、左右に一つずつ(計2つ)、エラの位置にあります。チンアナゴも魚の一種なのでちゃんとエラやヒレがあり、斑点のある所には小さな胸びれがついています。2番目の斑点も、体の途中に左右一つずつ(計2つ合計4つ)あり、そして最後おなかにある斑点にはチンアナゴの肛門があります。
水族館ではおなかの斑点が見えるほど伸びる事はあまりありませんが、チンアナゴはウンチをするために巣穴から出てくる事があり、もしお腹の斑点が見えるくらい伸びたチンアナゴがいたら、しばらく観察しているとウンチが出てくる瞬間を見られるかもしれません。
ちゃんと個性もある
チンアナゴの模様はてんてんに大きな斑点が5つと、基本のパターンは決まっていますが、ちゃんと個性もあります。小さな斑点の密度や大きな斑点の形はそれぞれ微妙に異なっており、真っ黒なチンアナゴや美白チンアナゴがいたり、変わった形の斑点があったりと、一匹ずつ個性があるのです。
まとめ
以上、チンアナゴの斑点についての解説でした。チンアナゴを見かけたら際は、ぜひ斑点がどうなっているか観察してみてくださいね。